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登場人物

クロ 塾長

年齢:40代前半
性別:男性
職種:塾オーナー・経営者

東京の大手塾に勤めた後、現在は独立して個人塾を経営している。
これまで20年近く塾業界を見てきた経験があり、これから学習塾を開業しようとする人に有益なアドバイスを提供している。

趣味:株式投資・筋トレ・水泳


サラリーマン

年齢:20代後半
性別:男性
職種:大企業に勤めるサラリーマン

会社を辞めて学習塾を開業したいと思っている。
しかし学習塾の開業方法が分からず、また勇気が足らずに独立するための一歩が踏み出せずにいる。

メンターであるクロ塾長にさまざまな質問をぶつけ、少しずつ個人塾開業に向けての準備を進めている。

[塾経営者による実体験あり]開業資金を守り抜け!塾開業後に注意すべきこと

こんにちは、クロ塾長です。

今回は、

サラリーマン

個人塾を開業してから何か注意することはありますか?

という質問に答えていきたいと思います。

クロ塾長

塾を開業後に気をつけなければならないポイントはいくつもあります。
その中でも特に重要なのは「開業資金を何がなんでも守り抜く」ということです。

目次

1. はじめに来るのは生徒じゃなくて営業マン


塾を開業し、ホームページも開設してしばらくたった頃、それはやって来ます。

サラリーマン

?? 

問い合わせに来てくれるご家庭じゃないんですか?

入塾や体験授業の問い合わせに来てくださるご家庭は、そんなにすぐにはやって来ません。


やってくるのは、

そう、「営業マン」です。


具体的にどういう営業かというと、

  • ホームページのSEO対策(検索上位表示)をやります(月6万円)
  • ホームページ内に設置する紹介動画を作ります (50万円)
  • 大企業が加入する福利厚生サービスの中で貴塾を紹介します(月3万円)
  • 塾の認知度アップのため、本を出版しませんか(制作費800万円)
  • 有名芸能人〇〇さんがインタビューするので、雑誌に掲載されてみませんか(10万円)


など、数え上げればキリがないほどの種類の営業が来ます。

クロ塾長

上に挙げたものは私が塾を開業してから実際に来た営業の一例です。

はじめは「無料なの?」と勘違いさせるものも多くありましたが、よくよく話を聞いてみると結局はどれもお金がかかるものばかりでした。

少し考えれば分かりますが、無料のオイシイ話なんて誰も持ってきてくれませんよね。



なぜこんなにも営業が来るかというと、ホームページを開設して「塾を新規開校しましたよ」と世間に告知したことで、

営業マン

お!
新規開校した塾なら開業資金もまだたっぷり残してあるだろうし、生徒集客に悩んでるに違いない!
いっちょ営業かけてやろう!

と、営業マンに目をつけられてしまうからです。


もちろん、中には本当に良心的で効果のある宣伝をしてくれるものもあるかもしれません。


しかし、自分の選んだ営業マンが必ずしも正解であるとは限りませんし、どちらにしても開業資金の一部を使うことになります。


開業資金には限りがあるので、無数にやってくる営業マンに対して1人でも気を許してしまうと2人、3人と同様に成約させられてしまいます。


ですから、

  • 広告宣伝費をかけるなら、自分で調べたものの中から選ぶ(向こうからやってくる営業マンは一切NGにする)
  • 広告宣伝費用は資金残額の◯%までにする
  • インターネットのSEO対策など、よく分からないものには一切お金をかけない(まずは勉強して知識を得る)


など、きちんと自分なりのルールを決めておくことが大切です。

クロ塾長

ちなみに私は「広告宣伝費は一切かけない」と決めていて、実際に現在まで一切お金をかけていません。
その分だけ授業料を安くする方が通っていただいているご家庭に喜ばれるはずだ、という考え方によるものです。

「広告宣伝費にはいくらかけるのがいいか」というものにコレといった正解はありません。


だからこそ、塾経営者としての理念や哲学を基にしっかり判断していく必要がありますね。

2. 「チラシのポスティング手伝います」の罠

「広告宣伝費は一切かけない」と決めていた私クロ塾長ですが、一度だけムダ(?)な費用をかけてしまったことがあります。


それは、某清掃モップレンタル会社の飛び込み営業です。


本当にたまたまですが、営業に来られた方が大手塾に勤務していた頃に自教室を担当していた方で顔見知りだったのです。


つい気を許してしまい、昔話に花を咲かせて盛り上がってしまいました。


当時は塾のポスティング広告用チラシを教室で印刷して、塾の営業時間外である朝や夜に自分でポスティングしており、不意にその話題になりました。


すると営業の方が、

モップ営業マン

よかったら営業回りのついでに貴塾のチラシをポスティングしてきますよ。

と、優しく声をかけてくれたのです。


「世の中にはこんな優しい人もいるんだな」と感動し、塾のポスティング広告用チラシ400部を渡しました。


もちろん、タダでは悪いと思い清掃モップと空気清浄機のレンタルサービスに契約してしまいました。


清掃モップも空気清浄機も、当時絶対に必要だったかというと全然必要ではありませんでした。


月額も数千円だったので「モップも空気清浄機も使わないわけではないからまあいいか」と、判断を緩めてしまったのです。


それから毎月集金の度に、

モップ営業マン

今月は〇〇のエリアに貴塾のチラシをポスティングしてきますよ。
遠慮なくチラシを預けてください。

と声をかけられ、チラシを渡すついでに契約を継続していました。


数ヶ月経ったある時、「ただの営業マンが本当にウチのチラシのポスティングなんてしてくれてるんだろうか…」と思い、ポスティングしてくれているはずのエリアの郵便受けをチェックしに行きました。


すると案の定、ただの1部もチラシがポスティングされていなかったのです。


おそらく「ポスティングする」といってチラシを預かり、実際はポスティングせず廃棄していたのでしょう。

クロ塾長

たった月数千円の契約を勝ち取るため、営業マンはこうしたありとあらゆる戦略を使ってくるのだな、とあらためて思い知らされました。

今となっては大変いい勉強になったと思っています。

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3. 結局、塾は口コミが最も効果的な宣伝になる


私が塾を開業するときに「広告宣伝費は一切かけない」と決めていたのには理由があります。


大手塾に勤務しながら、週に1日の定休日に副業で塾を開いていた時のことです。


ある月(確か10月でした)の問い合わせ客数が、大手塾の自教室と副業でやっていた個人塾とで全く同じだったのです。


大手塾はもちろん広告宣伝費には1教室としても毎月100万円以上かけられていました。


一方で副業でやっていた個人塾はというと、教室前に誰でも持っていける広告チラシを置いていたことと、アメーバブログを週1回書いていたぐらいです。


この経験から「いくら広告宣伝費をかけたところで問い合わせ客は来るときは来るし、来ないときは来ない」ということが、身に染みて分かったのです。


だからそんな費用対効果の分からない広告宣伝費をかけることよりも、1人でも2人でも来て下さった問い合わせ客を丁寧に応対し、入塾して下さったご家庭にはさらに満足して通塾してもらえるよう、全力を注ぐことの方がよほど大切なのではないかと思ったのです。

クロ塾長

おかげさまで副業で塾をしていたときもしっかり生徒が集まりましたし、独立した後も毎年安定して一定数の生徒が通い続けてくれています。
広告宣伝費は今後も特にかけるつもりはありません。


結局のところ、塾は口コミが最も効果的な宣伝方法になります。


まずは通ってくれている生徒を全力で指導し、問い合わせに来てくださった方には丁寧に応対する。


これが全てだと思います。

まとめ

塾開業後に注意すべきことについて、ポイントをまとめると以下の通りです。

  • 向こうからやってくる営業マンには気をつける。
  • 広告宣伝費には開業資金の何%まで使うのかをあらかじめ決めておく。
  • 目の前の問い合わせ客や生徒に全力で向き合い、口コミで評判が広がるようにする。
クロ塾長

開業後は誰もが不安であり、自信を持てません。

そうした心のスキマを狙って営業マンはやって来ます。

経営者にとってお金は「血」ともいえるくらい大事なものです。

ムダなものにお金をかけてしまわないよう、よく注意しましょう。

それではまた。

登場人物

クロ 塾長

年齢:40代前半
性別:男性
職種:塾オーナー・経営者

東京の大手塾に勤めた後、現在は独立して個人塾を経営している。
これまで20年近く塾業界を見てきた経験があり、これから学習塾を開業しようとする人に有益なアドバイスを提供している。

趣味:株式投資・筋トレ・水泳


サラリーマン

年齢:20代後半
性別:男性
職種:大企業に勤めるサラリーマン

会社を辞めて学習塾を開業したいと思っている。
しかし学習塾の開業方法が分からず、また勇気が足らずに独立するための一歩が踏み出せずにいる。

メンターであるクロ塾長にさまざまな質問をぶつけ、少しずつ個人塾開業に向けての準備を進めている。

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