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登場人物

クロ 塾長

年齢:40代前半
性別:男性
職種:塾オーナー・経営者

東京の大手塾に勤めた後、現在は独立して個人塾を経営している。
これまで20年近く塾業界を見てきた経験があり、これから学習塾を開業しようとする人に有益なアドバイスを提供している。

趣味:株式投資・筋トレ・水泳


サラリーマン

年齢:20代後半
性別:男性
職種:大企業に勤めるサラリーマン

会社を辞めて学習塾を開業したいと思っている。
しかし学習塾の開業方法が分からず、また勇気が足らずに独立するための一歩が踏み出せずにいる。

メンターであるクロ塾長にさまざまな質問をぶつけ、少しずつ個人塾開業に向けての準備を進めている。

[現役塾オーナーが答えます]個人塾を開業した人の年収はどれくらい?

こんにちは、クロ塾長です。

今回は、

サラリーマン

個人塾を開業した人の年収はどれくらいなんですか?

という質問に答えていきたいと思います。

クロ塾長

個人塾経営者の年収は人それぞれですが、教室の規模や講師の数によって大体決まってきます。
今回はその辺りを解説していきます。

目次

1.収入は売上と経費の額で決まる

個人塾経営者の年収というのは、年間売上とかかった経費の総額によって決まります。

年収 = 年間売上 ー 経費の年額



例えば、年間売上が800万円で経費の年額が400万円だった場合、

年収 = 800万円 ー 400万円

   = 400万円



となります。


ですから塾経営者が年収を上げようとした場合、いかに売上を上げて経費を抑えるかを考えなくてはなりません。


年間売上が2000万円でも経費に1700万円かけていれば年収は300万円ですし、逆に年間売上が600万円しかなくても経費が100万円に抑えられれば年収は500万円になるからです。


また、個人事業主はサラリーマンと違って、仕事に関する支出は「経費」とみなすことができるため、見た目の年収が200万円しかなくても実際はそれ以上に自由な暮らしができている、ということも往々にしてあります。


額面で年収900万円のサラリーマンよりも、確定申告書類上で年収300万円の個人事業主の方がリッチな暮らしをしていることもあるのです。

クロ塾長

このあたりのことは税金についての専門知識が必要になりますので、まずは個人事業主の確定申告に関する書籍を読んでみることをお勧めします。

2.講師が自分一人の場合

塾の売上は、すなわち生徒の「お月謝」の総額です。


ですから、


年間売上 = 生徒数 × 月謝の平均額 × 15ヶ月(12ヶ月+春・夏・冬期講習)


と考えればいいと思います。


例えば月謝の平均額を3万円、生徒数を20名とすると、


生徒数20名 × 月謝の平均額3万円 × 15ヶ月(12ヶ月+春・夏・冬期講習) = 年間売上900万円


となります。


講師を他に雇わず自分一人で全ての生徒を教える場合、抱えられる生徒数は30名くらいが限界だと思うので、年間売上の上限は1300万円くらいなのではないでしょうか。


一人教室の場合、経費は高くても400万円くらいで収まるはずですから、


年間売上1300万円 ー 経費の年額400万円 = 年収900万円


という感じになるでしょう。


経費の抑え方次第では年収1000万円になるのも可能です。

サラリーマン

リスクを取って塾を開業したのに、年収の上限がたったの1000万円か…。

確かに、安定を捨てて赤字になるリスクを取ってまでして塾を開業して、年収の上限が1000万円と聞くと少しがっかりするかもしれません。


しかし、個人事業で人を雇わず、人間関係の悩みがないノンストレスの状態で、自由に働きつつ1000万円もの年収を得られるのは、よくよく考えてみるとすごいことです。


また、自分一人で回せる限界に達した時点で、他に講師を雇って授業をお願いしていけば、そこからさらに売上を拡大していくことができます。

3.他に講師を雇った場合

講師を他に雇った場合、大体アルバイト講師1名あたりの適正な生徒数は平均5~6名くらいです。

サラリーマン

自分一人での限界が30名なのに、なんでそんなに少ないんですか?


アルバイト講師はそのほとんどが大学生ですし、経営者とアルバイトではそもそも立場が違います。


決して無理のないよう、大学生を雇う場合はその方の学業に支障が出ないよう配慮しながら働いてもらう必要があります。


大手進学塾でも、生徒数200名の教室で正社員は3名、アルバイト講師・事務員は40名くらいが通常です。




講師1人あたりの生徒数が7名を超えると講師たちに疲弊が生じ始め、8.5名を超えだすと完全に教室運営が限界を迎え、回らなくなります。


生徒からもアルバイト講師からも不満が出て、最悪の場合は生徒も講師も激減する、などということもよくあります。


そんな事態にならないよう、他人を雇う場合は慎重に1人ずつ徐々に増やしていくことが大切です。

クロ塾長

私も大手塾勤務時代、生徒数240名に対して正社員2人、アルバイト講師20名で回していたことがありますが、「地獄とはこのことだな」と思いました。
生徒も従業員も幸せにならない、会社だけが儲かって得をする最悪な状態です。
自分も二度と経験したくないですし、自分が雇うアルバイト講師の方達にも絶対に経験させたくありません。

アルバイト講師を4人雇ってその講師1人あたりの生徒数を5名、経営者である自分が20名担当し、生徒数40名を教室で抱えたとします。

生徒の月謝の平均額を3万円と仮定すると、


生徒数40名 × 月謝の平均額3万円 × 15ヶ月(12ヶ月+春・夏・冬期講習) = 年間売上1800万円


となります。


講師1人が担当する生徒は5名なので、講師1人あたりの月間売上は15万円です。


そのうち、60%となる9万円を講師1人あたりの月間人件費とすると、


講師1人あたり9万円/月 × 15ヶ月(12ヶ月+春・夏・冬期講習)
 × 4名 = 講師にかかる年間の人件費540万円

となります。


人件費以外の経費が400万円かかったとすると、


年間売上1800万円 ー (年間の人件費540万円 + その他の経費の年額400万円) = 年収860万円

となります。

サラリーマン

あれれ。
自分一人で教室を運営したときとあまり変わらないような…。

年収が変わらないだけではありません。


実際は生徒数が増えることで業務はその分増えますし、アルバイト講師の方達のマネージメントや研修など、やらなければならないことは格段に増えます。


規模拡大を目指してアルバイト講師を雇う場合は、人件費によるコスト増加に伴う利益の一時的な停滞・減少や、自身の業務量の増加も覚悟した上で臨まなければならないのです。


とはいえ、アルバイト講師を育て、講師1人あたりの生徒数を増やしたり、新しく講師を雇うことで教室規模を拡大させていけば、塾経営者の年収は数千万円に達することも十分可能です。


さらに正社員を雇い、複数教室を開校して軌道に乗せていけば塾オーナーとしての年収は1億円を超えるのも可能です。


そこにいくまでの道のりには、従業員の育成・管理の難しさや生徒数増加に伴う様々なトラブルに直面するなど、乗り越えなければならない壁がいくつもあります。


規模拡大を目指して茨(いばら)の道を行くのか、ノンストレスで小規模経営をキープするのかは経営者の自由です。


しかし、いずれにしてもサラリーマンをしていては決して到達できない「成功」と「自由」が待っていることは確かです。

クロ塾長

ちなみに私はノンストレスな小規模経営をキープする道を選んでいます。
塾を楽しく続けながら、手の空いている午前中や土日に新しいビジネスや株式投資の勉強・研究をしたりしています。

まとめ

個人塾を開業した人の年収について、ポイントをまとめると以下の通りです。

  • 講師が自分1人の場合、自由でノンストレスに働きながら年収1000万円稼ぐこともできる。
  • 他に講師を雇った場合は、たどり着くまでの障壁も大きいが規模を拡大していけば年収1億円以上も十分可能である。
  • どちらにせよ、サラリーマンには到達できない「成功」と「自由」を手に入れられる。
クロ塾長

「サラリーマンを辞めて個人塾を開業する」というリスクを取って得られるリターンは十分大きいものです。
最初の一歩を踏み出すには大きな勇気が必要ですが、「塾を開業したい」と思う方はぜひ勇気を出してチャレンジしてみてください。

それではまた。

登場人物

クロ 塾長

年齢:40代前半
性別:男性
職種:塾オーナー・経営者

東京の大手塾に勤めた後、現在は独立して個人塾を経営している。
これまで20年近く塾業界を見てきた経験があり、これから学習塾を開業しようとする人に有益なアドバイスを提供している。

趣味:株式投資・筋トレ・水泳


サラリーマン

年齢:20代後半
性別:男性
職種:大企業に勤めるサラリーマン

会社を辞めて学習塾を開業したいと思っている。
しかし学習塾の開業方法が分からず、また勇気が足らずに独立するための一歩が踏み出せずにいる。

メンターであるクロ塾長にさまざまな質問をぶつけ、少しずつ個人塾開業に向けての準備を進めている。

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